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第14講座 限定詞

限定詞

今回も前回に引き続き形容詞です。限定詞は形容詞の一種です。
形容詞というのは、名詞の状態を説明する単語であるとお伝えしていましたが、
ただの名詞ではなく、どういう名詞か限定しているとも言い替えることができます。

上の例で言えば、これはただのペンではなく、新しい、赤い、と限定されたペンということになります。しかしnewやredは一般的に形容詞と呼び、 形容詞の中でも数量詞など汎用性の高いものや、冠詞などを限定詞と呼ぶのです。主要な限定詞を順に紹介していきます。

some・any

  • some・・・限定する名詞の数、量、内容、状態等を曖昧に
    (その名詞はあるけどぼかす)
  • any  ・・・限定する名詞ならどんなものでもいい
    (その名詞がないかもしれず、選択の自由を提示する)

このsomeとanyという限定詞は、日本語で説明すると上記のようになります。
一言で表すことができないため、学校や塾ではsomeとanyは「いくつかの」という意味で、肯定文ではsome、否定文と疑問文ではanyを使う…と教えられることが多いのです。しかしこれは、日本語訳にしたときに当てはめやすく理解しやすいだけなので、正しく単語の意味を理解をしておきましょう。

上記の違いがわかるでしょうか。
someはwaterがあると考えられる状況で、waterの量とか温度は問いませんよ、という感じで水が欲しいと言っています。 anyはwaterがあるかないかわからない状況ですが、どんな水でもいいから欲しいと、喉が渇いている状況が感じられます。 このように、some、anyひとつで様々な状況を感じたり、表現することができます。

someとanyは日本語にない言葉なので難しいかもしれません。

someの否定文は部分否定とも呼ばれ、例では一部嫌いな野菜がある、ということを言っています。anyの否定文は完全否定とも呼ばれ、全て・全く〜ではない、例ではありとあらゆる野菜が嫌いと言っています。

someの疑問文ですが、someは通常"モノがそこにある"と考えられるときに使われます。しかし上記の例文では「水を持ってますか?」と聞いています。矛盾しているように思えますが、これはお店でよく使われる表現です。飲食店で水を頼むとき、お店に水がないと思って頼みませんよね。「お水置いていると思うんですが、ありますか?→水をください」という言い回しになっているということです。anyの疑問文は先ほどの「I want any water.」とにています。どんな水でもいいから持ってない?と、水が欲しいような質問ですね。

注意して欲しいことは、どんな文にもsome、anyが使えるというわけではないということです。例えば・・・

これはsomeの否定なので、完全に否定しているわけではありません。つまり何かしら犬は飼っているけど、何かしらの犬は飼ってない。という何が言いたいのかわからない文になります。それに自分が飼っている犬の話ですからね。「I have some dogs.」で十分です。これなら、犬は飼っているけど、数とか、犬種とか、年齢とか犬に関しての情報をぼかしていることになります。

many・much

  • many・・・たくさんの(数:数えられる名詞)
  • much・・・たくさんの(量:数えられない名詞)

第3講座で、数えられる名詞と数えられない名詞があることをお伝えしましたが、「たくさんの名詞」という場合、上の表の通りmanyとmuchを使い分けます。

bookは数えられるのでmanyを、お金は数えられないのでmuchを使います。当然、数えられない名詞は複数形にできないので、moneyにsをつけないようにしてください。
もちろん、多い表現だけでなく、少ない表現もできます。下の表をご覧ください。

数(数えられる名詞)量(数えられない名詞)
多いmanymuch
少ないa fewa little
殆どないfewlittle

few、littleはaを付けずに使うと、殆どないという否定の意味を持ちます。2つ目の文ですが、haveは食べる・飲むと言った意味で使われています。ワインは水と同じように数えられない名詞ですね。

また、"a lot of"と"lots of"も「たくさんの」と言う意味で使われます。これらは可算名詞でも不可算名詞でも使える万能の表現なので覚えておきましょう。

all・every・each

  • all・・・全ての(全体を意識:複数名詞を伴う)
  • every・・・全ての(個々を意識:単数名詞を伴う)
  • each・・・それぞれの(さらに個々を意識:単数名詞を伴う)

いずれも複数を指す限定詞ですが、意味が微妙に異なります。all+複数名詞は単純に全体を表して「すべての〜」という意味です。every+単数名詞は個々に意識を置いて「すべての〜」という意味のため、2つ目の例文では生徒1人1人全員の顔が思い浮かぶ、というような印象です。さらに個々に意識を置いたものがeach+単数名詞になります。これはもはや「すべて」という意識がが希薄で、「1つ1つそれぞれをを考えて〜」という意識になります。これらの使い分けはそういった細かい感覚です。

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