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第31講座 動詞と文型

動詞の種類

これまでの講座で、動詞にはbe動詞と一般動詞があり、それぞれに文の形があると説明してきました。(第4〜11講座)しかし、動詞の役割をもう少し細かく分類すると、5つに分けることができます。具体的には動詞のうしろの形がどうなるかです。

第1文型 主語動詞 自動詞
第2文型 主語動詞補語 補語を置ける自動詞
第3文型 主語動詞目的語 目的語が1つの他動詞
第4文型 主語動詞目的語目的語 目的語が2つの他動詞
第5文型 主語動詞目的語補語 目的語に補語を置く他動詞

上記はよく5文型と呼ばれ、英文の基本の形でもあります。
この講座では既に、be動詞と一般動詞の文の基本形を紹介しましたが、
結局のところ英語の文は、「主語+動詞」で、動詞によってうしろの形が変化する。
ということが全てです。

なお、1つの動詞ごとに上記の1つの文の形をとるわけではなく、複数の役割を持つ動詞も多数あります。例えば"make"は上記全ての文の形を取れる意味を持っています。

  1. I make forward.(前に進みます。)
  2. I make a good father.(良い父になります。)
  3. I make cake.(ケーキを作ります。)
  4. I make you cake.(あなたのためにケーキを作ります。)
  5. I make you happy.(あなたを幸せにします。)

上記は"make"で1〜5文型まで順に文を作っています。同じ動詞でこれほど多くの文形を作れるのは、それだけ"make"には意味が多くあるためです。辞書を引いていただけるとわかりますが、"make"のように基本動詞と呼ばれるものは、非常に多くの意味が含まれていることがわかります。

  1. (〜の方へ)向かう
  2. 〜になる
  3. 〜を作る
  4. 〜のために…を作る
  5. 〜を…にする

先ほどの例文の"make"は、それぞれ上記の意味で用いられています。
動詞の意味によって、文の形も決まってくることも覚えていてください。

つまり今後、動詞を暗記するときには「意味+どういう文型を作れるか」を覚える必要があります。意味だけでもなんとかなりますが、長文が出てきたときに理解が難しくなります。そのため学生には「意味+文型」の暗記は必須と言えるでしょう。

"make"のような基本動詞は非常に多くの意味がありますが、基本儀(基本イメージ)「作る」からイメージを広げていくと他の意味が理解できることが殆どです。そのため、基本の意味から他の意味へと広げるように覚えて行きましょう。

余談ですが、マーク・ピーターセンという英語学者は「日本人の英語」という著書の中で、"run・put・get"の3つの動詞があれば、その表現の幅広さから、他の動詞を殆ど使わなくても「聖書」の現代語訳ができそうだと言っています。当然他の品詞を駆使して、ということですが、凄いですね。

一方で、「単純でない意味の動詞」は意味が広がらない(意味が少ない)ものも多いと言えます。それでは5つの文型、動詞の働きを見て行きましょう。

第1文型

主語動詞

主語が動作をする。ということを述べるシンプルな文です。しかし大抵2つ目の例文のように、副詞などで修飾(ここでは"at nine")され、主語と動詞だけという文はあまり使われません。動詞の後ろに名詞や形容詞を置かないように注意してください。

第2文型

主語動詞補語

この文型では、まず"be動詞"の文型と認識してください。意味は「主語=補語」という関係を表すことであり、1つ目の例文は補語が名詞なので、「私=消防士」という表現です。2つ目は補語が形容詞なので「私(の状態)=元気(な状態)」という表現となります。be動詞については過去の講座もご覧ください。

この文型で使える動詞は、"be動詞"以外にもいくつかの一般動詞があります。「主語=補語」に加え、変化を表す"go、get、become、turn"や、知覚を表す"look、sound、feel、smell"などが該当します。

この文型ではあくまで「主語=補語」が成立していることを念頭においてください。
そのため、上記の例文は全て"be動詞"に置き換えても意味が通じるのです。
その上で、"become"なら状態が変化する。"get"も状態が変化する。(口語的)"look"なら見える。"sound"なら聞こえる。という意味が付加されていると考えてください。

第3文型

主語動詞目的語

一般動詞の講座でも説明しているので、見ていない方はそちらもご覧ください。他動詞の基本の形です。「主語が、目的語に対して何かをする。」という意味を形成します。例えば"go"などは日本語だけで考えると、場所を目的語に取れそうですが、"go"は自動詞なのでそれができません。動詞は必ず意味と文型を確認しましょう。

第4文型

主語動詞目的語目的語

上記の1・2番目の例文は第3文型です。"give"は「あげる相手」と「あげる物」をそれぞれ目的語に取ることができます。さらに3つ目の例文のようにその2つの目的語を同時に使うことができます。これが第4文型の形です。

2つある目的語は、間接目的語(動作を受ける相手)+直接目的語(動作の直接対象)となっており、基本「人+物」の順番だと覚えてください。
この目的語の順を変えるには、動詞に応じた前置詞を使う必要があります。

前置詞は主に"to"と"for"が使われます。動詞が相手に直接影響するものは"to"、直接影響しないものは"for"が使われます。ちなみにこれは目的語が1つなので第3文型となります。

第5文型

主語動詞目的語補語

この形は補語がない場合、第3文型として成立することが多いです。
1つ目の例文は「犬に名づける。」2つ目は「彼女に気付く。」という文になります。

その上で、「目的語=補語」となるような補語を加えるのです。
1つ目の例文は「犬=ジョーカー」と名づける。2つ目は「彼女=優しい」と気付く。
主語を説明している補語ではなく、目的語を説明している補語ということに注意してください。

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