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第40講座 比較

比較級・最上級

前回の講座では"as〜as"に形容詞・副詞の「原級」を組み合わせる比較表現でしたが、
今回は形容詞・副詞を「比較級・最上級」という形に変えて文を作ります。

この「比較級・最上級」は以下の3種類の方法があります。

  1. -er、-estを語尾に付ける(1音節の語、2音節で語尾が-y,-er,-ow,-leの語)
  2. more、mostを前に置く(3音節の語、2音節の語の大部分)
  3. 不規則な変化(good、well、bad、badly、many、muchなど)

上記の音節とは、単語の音を最小単位に切り分けたものです。
1音節には1つの母音(a,i,u,e,oの音)と子音からできています。

1音節 fast
3音節 im・por・tant

"fast"は"a"の音しか母音でないため、区切りがなく、1音節の単語です。一方、"important"は"i・o・a"と3つの母音があります。1音節に母音は1つなので、それぞれ子音とセットになって、3音節に区切ることができます。

(1)-er、-estを語尾に付ける

原級比較級最上級
1音節fast
tall
faster
taller
fastest
tallest
2音節で語尾が
-y,-er-,ow-le
pretty
clever
prettier
cleverer
prettiest
cleverest

(2)more、mostを前に置く

原級比較級最上級
2音節carefulmore carefulmost careful
3音節interestingmore interestingmost interesting

(3)不規則変化

原級比較級最上級
goodbetterbest
well
badworseworst
badly
manymoremost
much
littlelessleast

good・well"、"bad・badly"、"many・much"の比較級と最上級は共通しています。
また、下記のように、1つの原級に対して2つの変化をする比較級・最上級もあります。
これは変化によって意味が少し変わります。

原級比較級最上級
farfarther(距離が遠い)
further(距離が遠い・程度が進んで)
farthest(距離が遠い)
furthest(距離が遠い・程度が進んで)
latelater(時間が遅い)
latter(順序が後の)
latest(時間が遅い)
last(順序が後の)
oldolder(年齢が高い・古い)
elder(主に血縁関係で年齢が高い)
oldest(年齢が高い・古い)
eldest(主に血縁関係で年齢が高い)

比較級の文

比較級・最上級の変化はネイティブも幼少期に学習して覚えたりしているようなので、なかなか難しい変化です。ただ、これを使った文章は「形容詞・副詞」と同様に用いるだけです。

上記の例文は、形容詞・副詞の原級の代わりに、比較級が使われているだけです。
ただ、これらの文は何と比較しているのかがわかりません。これは比較対象が省略されており、言わなくてもわかる状態です。そのため比較級は"than〜"「〜よりも」という接続詞と共に用いることが普通です。

上記は先ほどの文に、比較対象を記したものです。"than"は接続詞なので、後ろは文章であっても問題ありません。ただし、できるだけ何と何を比較しているのか明確にすべきです。

比較の差を表す表現は、下記のようなものがあります。

  • much(far)+比較級  「はるかに〜、ずっと〜」比較の差が大きいときの表現
  • a little(a bit)+比較級  「少し〜、わずかに〜」比較の差が小さいときの表現

3つ目の例は具体的にどれぐらい差があるかを示しています。年齢や人数などは、数と単位を置いて修飾することができます。

ここまでは、主語の方が程度が上、"than"の後ろが下、という比較でしたが、反対の表現もできます。

  • A not+比較級+than B 「AはBより〜ということなはい」A≦B
  • A less+原級+than B 「AはBより〜ではない」A<B

1つ目の例文は否定文です。気をつけて頂きたいのが「youより速くない」のではなく
「youより速い」ことを否定しているのです。つまり、"I"と"you"が同じぐらいの速さかもしれません。2つ目の例文は「youより速くない」と言い切っています。
また、2つめの文は比較級ではなく「原級」を使うことも注意してください。

最上級の文

比較級は2つの対比でしたが、最上級は3つ以上を比べて1番を表します。

1つ目の例は、"the good way"「良い法方」を最上級にしているだけです。
2つ目の例も殆ど同じですが、後ろにどの範囲で、何と比較しているかを示しています。
3つ目は例は正しい文ですが、冠詞を理解している人であれば違和感を感じると思います。
この文を原級で表すと"Mt.Everest is high"なので普通に考えると"the"は付きません。

最上級を用いる上でまず知っておくべきは、基本的に"the"を付けるということです。
最上級は「複数の中で1番」ということを示すため、それは当然特定のもので"the"が付く名詞となるのです。そして、上記3つ目の例文ですが、これは名詞がないにも関わらず"the"が付いています。これは通常ありえません。しかし、最上級の形容詞の後に適当な名詞を補える場合、"the"を付けることが一般的とされています。次の文はどうでしょうか。

今度は副詞が最上級になっているケースですが、これは""the"を付けても付けなくてもどちらでもいいことになっています。アメリカでは付けることが多いようです。

また、範囲を表すときは"of"か"in"を用います。これは前置詞の意味を考えれば難しくありません。1つ目の例のように 、主語と同じ生徒を比較するときは"of"、2つ目の例のように、クラスという空間の中で比較するときは"in"が適切です。

次に、最上級の様々な表現を見て行きましょう。

  • much(by far) the + 最上級「はるかに〜、抜群に〜」比較の差が大きいときの表現
  • one of the + 最上級 「最も〜な1つ」1番のものが複数ある中の1つを指す
  • the second + 最上級 「2番目に〜だ」2番目を指す表現

1つ目の例は、飛びぬけて1番と強調したいときの表現です。2つ目は最上級だけでなく
"one of the member"「メンバーの一人」など、どんな表現でも使えます。3つ目の例は、"third"、"fourth"とすると、「3番目」「4番目」と表現することも可能です。

1番ではなく、最も下位であるという表現は"least"を用います。

  • the least + 原級「最も〜ではない」

比較は様々な表現がありますが、まずは基本をしっかりと押さえておきましょう。

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