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第43講座 完了形

現在完了の基本

英語には、現在形、過去形といった時制に加え、完了形という表現があります。 この完了形は日本語にはない表現のため、日本人が理解に苦しむところでもあります。 しかし、完了形自体が難しいものではなく、細かい部分を考えていくと難しく感じられるだけです。

完了形は、過去完了、現在完了、未来完了がありますが、それぞれ過去・現在・未来時制だというだけです。まずは現在完了について考えてみましょう。

現在完了

have(has) + 過去分詞 〜 「現在の視点から、過去と現在の繋がりを表す」

現在完了は、まず現在を中心に考えます。(現在という時間には幅があり、少しの過去や未来も現在と考えることがあります。)その上で、過去との何らかの繋がりを表しているのです。以下の現在完了ではない文を見てください。

上記の2つはどちらも過去形の文で、話が繋がっていることがわかると思います。しかし過去形は、ただ過去にあったことを述べているだけです。次に2つ目を完了形の文にしてみます。

日本語は変わっていません。(完了形が日本語にない表現のため)しかし、英語を完了形の文にすると、「りんごを買った」という過去のことがらから、「そのりんごを食べた」という現在のことがらへ繋がっている、という表現になります。過去形の文がを表しているのに対して、完了形はを表しているのです。次に否定文や疑問文を見てみましょう。

完了形の"have"は「過去分詞を伴う助動詞」という特殊な単語ですが、要は助動詞扱いなので、否定文は後ろに"not"、疑問文は"have"を文頭に持ってくればいいだけです。また"I have = I've"のように省略も可能です。

現在完了形の様々な意味

先に述べた通り、現在完了形の基本的な意味は「現在の視点から、過去と現在の繋がりを表す」というものでしたが、もう少し具体的な意味を表すこともできます。その場合は、それぞれの意味に会った単語(以下の例では赤字で表示)を用いることが殆どです。

完了・結果

過去から続いていたことが、現在完了した。という意味を表します。

just(ちょうど) already(もうすでに) yet(まだ[否定文]・もう[疑問文])

経験

once(1度) twice(2度) never(1度もない) ever(かつて1度でもいいから)

過去から現在までに、経験したことがあるか、ないか、どうかを表します。

継続

for〜(〜の間) since〜(〜以来)

過去から現在までの間、ずっと〜しているという意味を表します。

現在完了の注意点

完了形の意味は複数あるので、具体的な意味を明確に判断しかねるときもありますが、それは問題ありません。しかし表現によっては意味を正確にとらえる必要があります。

一般的に"have been to"は「行った(経験がある)。」"have gone to"は「行った(ことが完了した)。」という意味で用いられます。単語の意味に惑わされず、慣用的な表現としてそのまま暗記しましょう。

もう一つ、現在完了について気を付ける点があります。

1つ目の例の誤りがわかるでしょうか。これは"yesterday"という明確な過去を表す単語が、現在完了で使われているためです。現在完了は、あくまで現在のことを述べています。

「沖縄に行った」…という完了したことを表すために、もちろん現在完了形を使っても問題ありません。ただし「現在はこうだ。」と述べる場合に限ります。「昨日、沖縄に行った」というのはあくまで昨日の出来事なので、過去形で表現します。日本語に惑わされないようにしてください。

過去完了・未来完了

完了形と題した講座ですが、これまでずっと現在完了を説明してきました。これは、現在完了さえ理解できれば問題ないためです。現在完了は現在の点を中心として過去を見た表現、ということは、過去完了は過去の点を中心としてさらに過去を見た表現、未来完了は未来の点から過去を見た表現になるだけです。つまり基準の時間が、過去、現在、未来のどこかというだけです。

1つ目が過去完了で、"when you arrived"という過去の点から見て、完了したことを表しています。2つ目が未来完了で、"in two hours."という未来の点から見て、完了したことを表しています。上記はどちらも完了を表している文ですが、経験・継続も過去完了と未来完了で表すこができます。

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