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第44講座 関係代名詞

関係詞

関係代名詞、関係副詞、関係形容詞などの総称を関係詞といいます。代名詞、副詞、形容詞はご存知の通りですが、「関係」とはどういう役割を持つ名称なのでしょうか。

まずは関係代名詞から説明していきます。「関係」+「代名詞」の役割をする単語です。ここの「関係」とは、文と文を関係させる、つまり2つの文を繋げる役割と考えてください。下記の例文をご覧ください。

2つの文が続いており、"a friend"が次の文で"He"という代名詞で表されています。この代名詞の代わりに、関係代名詞を使えば1つの文にすることができます。

代名詞"He"を、関係代名詞"who"に置き換えます。すると、関係代名詞は「代名詞」の働きをして「文を繋ぐ」ことができるので、1つの文にすることができるのです。
この、"a friend"を関係代名詞に対して先行詞と呼びます。

ここで関係代名詞が、主格の代名詞の役割をしていることに注目してください。

関係代名詞

関係代名詞を選ぶ際、以下の2点を考える必要があります。

先行詞主格所有格目的格
whowhosewho(whom)
人以外whichwhosewhich
どれでもthat-that

関係代名詞は、まず先行詞が人か人ではないかで使い分ける必要があります。

1つ目の例文は先行詞が「人」の"a teacher"で、2つ目の例文は先行詞が「人以外」の"some books"になっています。ちなみに動物は基本的に「人以外」の扱いですが、日本でもペットを人のように考えたり表したりするように、「人」扱いすることもあります。

関係代名詞の格は、代名詞と同じように考えれば理解しやすいと思います。

主格

先ほどの例文はどちらも主格として関係代名詞が使われています。関係代名詞節(関係代名詞が従えている文)だけ見ると、具体的な主語が抜けていることを確認してください。

目的格

目的格の場合、関係代名詞節の目的語が抜けていることになります。1つ目の文は"teach"の目的語、2つ目の文は"made"の目的語が抜けています。ここに入る語が「関係代名詞」であり、「先行詞」と同じ語になるのです。3つ目の例文のように、前置詞の目的語になるときもあります。ここでは"with"の後ろの語に関係代名詞が入るため、抜けています。

先行詞が「人」の場合は"whom"も使うことができますが、現在は"who"の方がよく使われます。 また、目的格のの関係代名詞は省略することができ、口語でよく使われます。

上記の文は、関係代名詞が省略された文です。通常、文と文が並ぶことはないので、文が複数ある場合、関係代名詞が省略されていないか疑ってください。また、先ほどからお伝えしているように、関係代名詞節は抜けている部分があるので、そこに注目してください。上記であれば"told"の後ろの目的語が抜けています。本来ここに関係代名詞が入るというわけです。

所有格

所有格の関係代名詞は「所有格+名詞」で用います。更に「所有格+名詞」を合わせて「主格・目的格」どちらでも用いることができます。関係代名詞節で、1つ目の文は"whose hair"が主格の役割、2つ目の文は"whose monitor"が目的格の役割("broke"の目的語)になっています。

限定用法と継続用法

難しそうな名前ですが、用法の名前は覚えなくても問題ありません。要は関係代名詞の前にコンマを付けるか付けないかです、

1つ目の文が限定用法(コンマ無)で、2つ目の文が継続用法(コンマ有)です。1つ目(コンマ無)は見た目通り1つの文になっています。「ギター」ではなく「とても高価なギター」を2本持っているのです。2つ目(コンマ有)は1つの文ではありますが、コンマにより、前後が別の文として意味を成すと考えます。そのため、「トムがギターを2本持っている」という事実の後、「そのギターがとても高価」と追加説明しているのです。

一見同じように見えますが、意味も違ってきます。この例で言うと、トムが持っているギターの数です。1つ目の文では高価な2本は持っているけど、3本目の安いギターも持っているかもしれません。2つ目の文は、トムはギターを2本持ってる。という文までが成立しているので、トムはギターを2本だけ持っているということになります。3本以上持っている場合、この文は不自然です。

また、継続用法(コンマ有)の"which"は名詞だけでなく、直前の文の一部や全体も先行詞とすることができます。下記の文では、最初の文が全て先行詞となっています。

関係代名詞"that"

関係代名詞"that"は、先行詞が人でも人以外でも使うことができます。しかし、下記の状況では"that"が好まれて使われます。

  • 先行詞が「人+人以外」の両方を含む場合
  • 先行詞が「唯一」の意味の修飾語(the first, the onlyなど)を伴う場合
  • 先行詞が「全・無」の意味の修飾語(all, every, any, no)を伴う場合
  • 先行詞が「疑問詞who」に当たる場合
  • 先行詞が「人の性質や状態」を示す場合

ご覧の通り、特定の先行詞で"that"が使われます。これらはそれほど高い頻度で出てくるわけではないので、とりあえず上から3項目までの条件は覚えましょう。

関係代名詞"what"

"what"は、先行詞「〜のこと(もの)」という意味を含んだ関係代名詞です。つまり、先行詞となる名詞が不要になります。

上記は同じ意味の文ですが、"what"は先行詞を含んでいるので。そのまま"know"の後ろに目的語としてきています。尚、接続詞"that"と勘違いしやすいのですが、接続詞"that"の節は完全な文になっているので、その点を注意していください。

上記のように、接続詞"that"の後ろは抜けているところがないため、欲しい物("want"の目的語)が入っています。この文で"that"を"what"に置き換えることはできません。

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